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【連載コラム】松本弘樹「マネーゲームの罠」第3回

※当コラムは2008年~2009年にかけて『東京アウトローズ』に掲載されたものの再掲載となります


【連載コラム】金融経済評論家 松本弘樹「マネーゲームの罠」

【第回】
KCS事件とディストリビューション(上)

2005年春、20円から50円近辺をうろついていたアイビーダイワ(現【3587プリンシバルコーポレーション】)という株に異変が起きた。

その直前、〝影の女王〟として長らく同社に君臨していた白杉恵子女史が、当時の経営陣とトラブルになっていたことを記憶にとどめている人は意外に少ないと思う。

アイビーダイワの経営陣からは、株も持っていない白杉女史が経営に口出しするのはおかしいと名指しで批判された。ところがその直後、海外の謎のファンドと の提携が発表される。そうすると、05年6月に株価は見る見るうちに100円を超え、8月には一気に317円の高値をつけるところまで暴騰する。

どのような仕掛けがあったかは定かではないが、海外ヘッジファンドと白杉女史そして西田氏
(故・西田晴夫氏)の〝華麗なるコラボレーション〟と、市場ではもてはやされた。

そして、この出来事をきっかけに仕手株は活気付き、日本ファーネス工業(現【6494NFKホールディングス】)、井上工業(倒産)、イチヤ(上場廃止)、クオンツ(上場廃止)と連鎖的に相場が動いたのである。


私は当時、足掛け3年間入退院をくり返し、現場からは遠のいていた。

その夏、久しぶりに現場に出掛け、日本橋高島屋横の喫茶店で打ち合わせしていると、昔なじみのブローカーが偶然声をかけてきた。

こんどKCS総研投資事業組合を通じて○○○の株が10万株30円で手に入る。KCSの引受けが20円だが、自分は特別なコネで安く手に入るんだ。乗らないかという誘いのように記憶している。

正直、銘柄名も株数も今となっては定かではないが、時価で100円近くしていたから、マーケットで売ってもいいし、誰か他のブローカーに50円で売ってもよいということだった。

『共生者』や『仕手の現場の仕掛人』の中でも詳しく指摘したように、株は仕手株といえども将来の夢や期待を託すものであったのに、いつの間にか鞘取りだけに徹する〝闇金融の一単位〟なってしまった。

そして、西田氏の役割も株価を高く維持させるだけになっていた。そこに昔の面影はなく、ブローカーからも「西田」と簡単に呼び捨てにされる存在になってしまっていた。

それともう1つ愕然としたのは、私がキムラタンで作ったスキームがそのままコピーされたことだ。その、とあるブローカーが話してきた手続き処理は、私の作ったマニュアルそのままだったのである。

ブローカーは私たちに仕組みを自慢げに語っていたが、私は心の中で「その考案者は俺だぞ!」と叫んでいた。。。


※参考記事
東証2部・井上工業、大株主に登場するKCS総研の素性
http://outlaws.air-nifty.com/news/2005/09/post_7e4e.html





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筆者プロフィール

松本弘樹

Author:松本弘樹
1964年生まれ。
実業家、コンサルタント、証券アナリスト、金融経済評論家、作家。 日本証券アナリスト検定会員。

早大卒業後、日本勧業角丸証券、ドイツ証券などでファンドマネージャー、法人営業を担当。その後、ソフトバンクを経て、上場企業の資本政策に関わるコンサルティング等、数々の案件に絡む。

著書に『仕手の現場の仕掛人 真実の告白』(ダイヤモンド社)、『共生者 株式市場の黒幕とヤクザマネー』(宝島社)など。仕手筋・西田晴夫、ソフトバンク孫正義、SBI北尾吉孝、白杉恵子など、相場を動かした大物が実名で登場し、大きな反響を呼んだ。

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